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「Capture One Pro」 (以下C1Pro)はカメラマンがRAWファイルを最適化する際、色再現や画質のブラッシュアップなどの一連の作業を大幅に向上させるツールだ。ここでは実際の作業からC1Proの使いこなしを考えていこう。


No.45


バッチリネーム





文:湯浅立志
フォトグラファー
1961年群馬県生まれ。東京写真専門学校卒業後、広告写真スタジオのカメラマンとして15年勤務。独立後は雑誌、広告、Web媒体でモデル撮影から商品撮影まで幅広く活動。写真関連の執筆多数。有限会社Y2代表。(社)日本広告写真家協会会員。


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「Capture One Pro 7」 39,900円
対応OS:Windows Vista/7/8
Mac OS X 10.6.8〜10.8.2

日本総代理店:DNPフォトルシオ
http://www.fotolusio.jp/business/
captureone/index.html

Phase One
http://www.phaseone.com/




更新が遅れがちだが、2014年の第2回目のテーマはバッチリネームについて。

その前に恒例となっているが、CaptureOneの更新について。

2014年2月の始め、C1のバージョン7.2が公開された。これは新しいデジタルバックPhase One IQ250の発売と時期を合わせるように更新されたわけだが、IQ250は中判デジタル初のCMOSということから、それに対応したバージョンと想像される。小数点以下1位のバージョンアップは久しぶりだ。

このバージョン7.2、IQ250への対応ばかりではなく、大きな変更点があった。対応OSがMacの場合、OS10.7.5以上になった。すでに市場に売られているMacは10.9になって2年目なので、この10.7.5以上というのは順当といえる。

ただ、初期型MacProでOS10.6を使っているというフォトグラファーも、まだまだ多い印象を受けるので、C1でも10.6が切られたと言うことは、そういうフォトグラファーでもPC環境の更新を考えた方が良いと言うことになる。ちなみに、AdobeのLightroom 5ではすでに対応OSは10.7以上になっているので、今回のC1の変更は必然と言うべきだろう。

アップデートした結果だが、僕の環境である撮影時のMacBookPro、処理用のMacPro、どちらも大きなトラブルもなく順調に動いている。

個人的な話になるが、これを機に仕事で使っているこの2台のMacを両方とも10.8から10.9にアップデートした。10.9に関しては遅いという評判もあるが、Macとつきあっていく以上、アップデートは付き物だ。なによりも、新しいMacを買うと新しいOSに否が応でもなってしまうので、その時に焦るよりも、時間のあるときに換えていった方が良いと考えている。

さて、前置きが長くなったが、今回はバッチリネームについて。

名前がバッチリ? と思う人もいるかもしれないが、バッチ・リネームの機能のことで、リネーム(画像ファイルの名前を変えること)をバッチ(まとめて一括処理を行う処理方式)処理すると言うことだ。

すでにデジタル画像を日々蓄積させているフォトグラファーにとって、リネームは通常的に行っている作業だろう。画像ファイルの名前はカメラの中で撮影時に振られる番号が普通だが、そのままPCに蓄積していくと、同じファイルネームの画像がいくつも出てきたり、ファイルネームだけでは中身を判別できなくて、いちいち画像を開いてみるなど、煩雑になってしまうので、自分の使いやすいように、分かりやすいようにするためにリネームをする。





◀まずは基本的なファイルネームの変更について。

1枚の画像の名前を変えるには、変えたい画像をブラウザで選択してから、

ファイル>イメージのリネーム、でブラウザのサムネイル下のファイルネームを変更する。





◀また、直接このサムネイル下のファイルネームをワンクリックすれば選択状態となり、変更することも可能だ


◀さて、この画像ファイルが書き換えられたか? 見てみよう。

サムネールを右クリックすると左のようなメニューが出てくる。そこから「Finderに表示」を選ぶと、Finderから直接この画像ファイルを表示できる。


◀撮影フォルダ「capture」の中を見ると、このように「祭り203」というファイルネームに変更されている


◀それでは次に、バッチリネームの本題、複数の画像を一括で変更する方法だ。

まず、変更したい画像をブラウザで選択する。左の画面では赤枠で囲われた部分だ。


◀その状態で ファイル>イメージのバッチリネーム...、を選択する


◀バッチリネームのサブウィンドウが出る。デフォルトではこのようになっていると思う


◀右上の三角マークをワンクリックするとメニューが出る。

ここでカウンターのリセットができる。

左のように「リネームカウンターのリセット」を選べば、0にリセットされる。

任意の番号にしたいときは「リネームカウンターの設定」から任意の番号を入れる。


◀ここではフォーマットで「ジョブ名」+「4桁カウンター」になっているので、ジョブ名を任意の名前で、その次に順番で番号が付くという意味だ。

ジョブ名を「祭り」と入れれば、サンプルのように「祭り0001」とリネームされる。


◀リネームボタンを押すと、リネームが始まるが、左のようなアラートが出る。

これは先のサブメニューで「RAWとJPEGをペアにする」にチェックをしてあるからだ。カメラによってはRAW+JPEGで記録できるものがあるが、同じファイルネームの画像でRAWとJPEGがあるときにリネームを掛けると、一緒の名前にするか、別々の名前にするかを、選ぶのが「RAW とJPEGをペアにする」にチェックの部分だ。

ほとんどのケースではRAWとJPEGを同じ名前にした方が良いだろうから、ここは「今後このメッセージを表示しない」にチェックして、続行ボタンを押せばよい。


◀この方法でリネームを掛けてFinderで表示させてみた。

このようにファイルネームは変更されている。


◀デフォルト以外の設定でリネームをしてみよう。

バッチリネームの設定ウィンドウ、フォーマットの右にオレンジのボタンがある。それをクリックすると、「ネーミングフォーマット」の設定画面が出る。


◀トークンの中にさまざまな設定項目があり、それをダブルクリックするとそのトークンがフォーマットに中に入る。それを組み合わせることによって、自分の求めるファイルネームを付けられる。

トークンの中にはさらに細かな設定が入っている。たとえば、左のように「イメージの日付」トークンでは日付の並び方が3通り選べる。

「イメージの日付」トークンの右端にある三角マークをクリックすると、左のようにメニューが出て、並びを選べる。

英語表記なので分かりにくいかもしれないが、左の例では上から

月 日にち 4桁の年
2桁の年-月-日にち
日にち-月-2桁の年

と言う具合だ。完全に自分の思い通りというわけにはいかないが、このトークンを組み合わせてファイルネームを作る。


◀左の例では「イメージの日付」(2桁の年-月-日にち)_(アンダーバー)「3桁カウンタ」にした


◀自分がよく使う設定はプリセットとして保存しておこう。

ウィンドウの左下に「ユーザープリセットを保存」でこのリネーム設定を保存できる。

名前は「日付連番」にした。


◀上にあるプリセットのところに入った


◀「ネーミングフォーマット」の設定画面を閉じる。

ジョブ名のところは海になっているが、その上のフォーマットがジョブ名を使う設定ではないので、ジョブ名は無視してよい。

サンプルでファイルネームの確認をして、それで良ければ「リネーム」ボタンを押す。


◀バッチリネームされる。

左を見ていただくと分かると思うが、バリアントも同じ名前になる。



最後に注意だが、ファイル名に日本語を用いるのは望ましくはない。

作例では日本語にしたが、、、これは変更したポイントを分かりやすく見せるという意図からだ。

日本語にしても良いという条件がある。それは自分のPCだけでしか、その画像を扱わないという条件だ。日本語を付けたファイルネームで他の人に画像を渡すとか、圧縮する、ネット経由で送るなどすると、文字化けしたファイルネームになる可能性が高い。

他人に渡すときだけ名前を変えるというやり方でも良いが、とかく忘れがちだ。日頃からファイルネームには半角英数字のみを使う、と言うクセを付けておいた方が良いだろう。

参考までに以下のサイトの解説が分かりやすい。

ファイル名について

今回はここまで。

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