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第12回 SONY Cyber-shot DSC-RX100

このコーナーでは、コンパクトデジタルカメラからハイエンドカメラ、撮影用品、各種ソフトウェアまで、仕事や作品制作、趣味を問わず、プロカメラマンが使ってみたくなる話題のツールを毎回取り上げていく。

文:津島隆雄
1971年青森県生まれ。学校写真カメラマン、コマーシャルスタジオのアシスタントを経て1999年よりフリー。 物撮りから人物などさまざまな写真業務全般、画像処理全般を手がける。
http://www.gungho.or.tv/
●基本スペック
SONY Cyber-shot DSC-RX100
・有効画素数 :約2020万画素
・撮像素子  :1.0型(13.2 x 8.8mm) "Exmor" CMOSセンサー
・撮影感度  :Auto(ISO125-6400、上限/下限 設定可能)
        125/200/400/800/1600/3200/6400(拡張ISO80/100)
        マルチショットNR Auto (ISO125-25600)
        200/400/800/1600/3200/6400/12800/25600
・レンズ   : カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ
・F値    : F1.8(W)-F4.9(T)
・焦点距離  : 10.4〜37.1mm(35mm版換算値28〜100mm)
・モニタ   : 3.0型約122.9万ドット
・寸法    : 101.6 x 58.1 x 35.9mm(幅×高さ×奥行)
・重さ    : 約290g

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●手のなかに収まる高画質1インチセンサー

RX-100の第一印象は、まず小さい。普通のコンパクトデジタルカメラと変わらない。この小さな筐体の中に高画質な1インチセンサーと、それを支えるカールツァイスのレンズが収まっている。APS-C、マイクロフォーサーズに比べると、1インチセンサー(下図の黄色い部分)は小さいが、それでも従来の1/1.7型より2.8倍、1/2.3型より4倍の面積を持つため、より高画質な画像を得ることができる。コンパクトデジタルカメラでも、なるべく高画質が欲しいユーザーにはちょうど良いと思われる。


基本性能も十分で、約2020万画素の高解像、さらにカールツァイスのf1.8からのズームレンズ、高感度にも強く、また、さまざまなピクチャーエフェクト、HDRなど、ソニーらしい小型のシンプルな筐体に凝縮された充実の作りになっている。 


●作例

◀・1/40 
・F2.8 
・ISO800 
・AWB 
・10.4mm(35mm版換算28mm)
 (クリックで拡大)



薄暗い場所で難しいシーンだが、しっとりと美しく描写している。

◀・1/400 
 ・F6.3 
 ・ISO100 
 ・AWB 
 ・37.1mm(35mm版換算100mm)
 (クリックで拡大)


7枚羽根の円形絞りのため、ぼけ味は美しい。

◀・1/60 
 ・F4.5 
 ・ISO100 
 ・AWB 
 ・33.2mm(35mm版換算89mm)
 (クリックで拡大)



2020万画素の高画質は、草の細部、苔の細部まで高画質に描写している。

◀・1/50 
 ・F5.0 
 ・ISO100 
 ・AWB 
 ・25.0mm(35mm版換算67mm)
 (クリックで拡大)



その場の雰囲気をそのまま写し撮るカールツァイスレンズ。

◀・1/40 
 ・F5.6 
 ・ISO1600 
 ・AWB 
 ・10.4mm(35mm版換算28mm)  
 (クリックで拡大)


歪みも少なく、良好な描写をするカールツァイスレンズ。

◀・1/10 
 ・F5.0 
 ・ISO1600 
 ・AWB 
 ・10.4mm(35mm版換算28mm)
 (クリックで拡大)


高感度に強いため手持ちでスローシンクロ。手ぶれ補正も良好に機能している。

◀・1/25 
 ・F5.0 
 ・ISO1600 
 ・AWB 
 ・10.4mm(35mm版換算28mm) 
 ・Adobe Camera Rawで現像処理
 (クリックで拡大)


Adobe Camera Raw Ver7.2.0.46でRaw現像に対応したため、RAWデータもアドビのアプリケーションで現像できるようになっている。

◀・1/1000 
 ・F6.3 
 ・ISO80 
 ・AWB 
 ・13.1mm(35mm版換算35mm) 
 ・Adobe Camera Rawで現像処理
 (クリックで拡大)


かなり補正をしているが、画像が崩れることも少なく、良好に描写している。

◀・1/40 
 ・F5.6 
 ・ISO800 
 ・電球 
 ・25.3mm(35mm版換算68mm) 
 ・1:1 クリエイティブスタイル/白黒
 (クリックで拡大)



画面の縦横比は3:2、4:3、16:9、1:1の4種類のサイズから選択でき、クリエイティブスタイルもスタンダード/ビビット/ポートレイト/風景/夕景/白黒から選択できる。

◀・1/125 
 ・F6.3 
 ・ISO200 
 ・AWB 
 ・10.4mm(35mm版換算28mm) 
 ・絵画調HDR
 (クリックで拡大)


13パターンのピクチャーエフェクトがあり、上の作例は絵画調HDRを使用している。ストレートに撮影した写真を後からPhotoshopで処理して作ることもできるが、素直にピクチャースタイルを使用すると、簡単にさまざまな画を作ってくれる。すべて、これでとはいかないが、ちょっとした楽しみにはちょうど良いし、楽しく使うことができる。

◀・1/125 
 ・F6.3 
 ・ISO200 
 ・AWB 
 ・10.4mm(35mm版換算28mm) 
 ・ミニチュア
 (クリックで拡大)



上の作例はピクチャーエフェクトのミニチュアを使用。その他トイカメラ/ポップカラー/ポスタリゼーション/レトロフォトなど13種類。それぞれの中でさらに細かく設定できる。


スイングパノラマの機能。カメラを振るだけで、パノラマを撮影できる。

●動画

◀Quick Timeムービー(約56.5Mバイト)。再生にはハイスペックなPC推奨。
(クリックでスタート)



コンパクトデジタルカメラのサイズで、ムービーもスムーズで高画質な撮影ができる。こちらのファイルはMP4で撮影だが、AVCHDで撮影ができ、28MPS(1920x1080 60p)、24MFX(1920x1080 60i)、17MFH(1920x1080 60i)の撮影ができる。



RX-100は、小さくてシンプルな筐体に、ものすごい高機能を凝縮したソニーらしい完成度の高いカメラである。もはやコンデジと言えない高画質、カールツァイスのレンズも美しい描写をする。プロやアマチュアを問わず、旅や散歩のお供、コンパクトカメラでもより良い高画質を求めるユーザーにお勧めのカメラである。


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