●PCJ Interview
・File13 佐野円香
・File12 飯田かずな
・File11 河合俊哉
・File10 酒匂オサム
・File09 P.M.Ken

・File08 高木こずえ
・File07 太田拓実
・File06 鈴木心
・File05 青山裕企
・File04 小山泰介
・File03 奥本昭久
・File02 常盤響
・File01 辻佐織

●Company File
・File10 ペンタックスリコーイメージング
・File09 ハッセルブラッド・ジャパン
・File08 アドビ システムズ
・File07 富士フイルム
・File06 駒村商会
・File05 ジナー
・File04 ハッセルブラッド
・File03 シグマ
・File02 フェーズワン
・File01 ライカ

●Overseas Photographers
・File10 Peter Kaaden
File09 Josh Madson
・File08 Michael Kenna
・File07 Todd McLellan
・File06 Mona Kuhn
・File05 Diana Scheunemann
・File04 Albert Watson
・File03 Nick Meek
・File02 Rankin
・File01 Ron van Dongen

2010年に発売され、有効約4,000万画素、44×33mm大型CCDセンサーといった高スペックを搭載しながらも、驚きの低価格で販売したことで、プロ、アマ問わず現在もなお人気を博しているペンタックス645D。この、ロングセラーを記録している中判デジタルカメラを企画した、ペンタックスリコーイメージング株式会社 一眼企画担当の前川泰之氏に、これまでの推移と次世代モデルについて、また、2011年にリコーと吸収合併した同社の開発する各製品群の棲み分けなどを伺った。

ペンタックスリコーイメージング株式会社
マーケティング統括部 商品戦略部 商品企画1グループの前川泰之氏

http://www.pentax.jp/japan/products/645d/feature.html

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●吸収合併後の各カメラのポジション

−−まず、ペンタックスリコーイメージング株式会社のデジタルカメラの現行製品のラインナップと特徴をご説明ください。645Dをはじめ、Kシリーズ、X-5、Q10、そしてGRなど旧リコー製品について、それぞれの現在の棲み分けはいかがでしょうか。

前川:まず、レンズ交換式の一眼レフタイプの棲み分けですが、現在、当社には大枠では3マウントあります。一番頂点に立つのが中判デジタルの645D。その下に、Kマウント機。ハイアマチュア向けのK-5 IIとミドルクラス向けのK-30があります。ミラーレス一眼のK-01という機種もありますが、これはマーク・ニューソンがデザインを手がけた少し立ち位置の異なるモデルです。

それらに加えてQマウントのQシリーズがあります。こちらはレンズ交換カメラのエントリーをターゲットにした製品です。ボディのカラーリングを変えて「エヴァンゲリオンモデル」なども発売しましたが、おかげさまで完売いたしました。コレクション用に数台購入される方もいらっしゃったようです。

そして、コンパクト系では、5月24日にGRの新機種を発売[a1]しました。これはコンパクトデジタルカメラと謳いながらも上級者向けで、ユーザー層は一眼レフとかぶるところがあります。新モデルではセンサーが大きくなりました。APS-Cサイズで画素数は1,600万画素です。普段、一眼レフをお持ちの方が併用される場合が多いですね。それ以外のコンパクト系ではGXRが継続販売中です。その前に、MX-1を発売していて、こちらはオーソドックスなデザインの4倍ズームのカメラです。ちなみにGRとGXRはリコーブランド、MX-1はペンタックスブランドとして発売しています。全方位で展開している感じですね。



◀話を聞いたペンタックスリコーイメージングマーケティング統括部の前川泰之氏




−−リコーとペンタックスではコンシューマー系のコンパクト系カメラの棲み分けが難しかったのかなと思いましたが。

前川:実はそんなことはなかったんです。ペンタックスにはGRのような高級コンパクトデジタルカメラはなく、まったくかぶっていなかったので、リコーのハイエンドモデルとペンタックスのミドル&ローエンドモデルが上手くはまった感じでしたね。

−−最近はカメラ機能を搭載しているスマートフォンが全盛で、コンパクト系は競争が厳しそうですね。

前川:今はどのメーカーもコンパクトデジタルカメラ市場は苦戦しています。ですので、高級モデルや完全防水タイプの機種など、スマホでは得られない機能のモデルの開発に力を入れています。

−−例えばfacebookなどのSNSに、スマホ経由ではなくカメラから直接アップできる機能を持ったミラーレス一眼レフモデルなど、ほしいですけれどね(笑)。

前川:どのメーカーさんもそこは意識されていて開発段階なのではないでしょうか。しかし、さまざまな障壁がありますので難しいところも多いです。通信キャリアやユーザーインターフェイスの問題もあります。


●645DとKシリーズのコンセプト

−−ペンタックスのレンズ交換式カメラについて、それぞれの開発コンセプトやユーザーターゲットをお話ください。

前川:弊社のカメラのユーザーは、わりと風景を撮影される方が多いんです。銀塩の時からそうなんですが、風景撮影に必要なのは画質です。画素数が大きいと断然いい絵が撮れる。金銭的なハードルはどうしても上がりますが、そこを克服していただければ、ハイエンドの写真が得られるのです。645Dで撮った風景などは、まったく次元が違う写真です。

一方でK-5 IIは、645Dにはない手ぶれ補正、機動性、連写機能などを持っています。機能的にはそこが645Dとの棲み分けですね、ユーザーさんにも被写体に応じて使い分けていただいています。Kマウントはあくまでもハイアマチュア向けとしているので、プロ用とは謳っていません。

645Dも3年前の発売当初、ハイアマチュア向けとして訴求したんです。もちろんプロも見据えながらなんですけど、ハイアマチュアの方が圧倒的に数が多いので、量産効果を見込んで価格を安く設定しました。プロの方にとっても、何百万円もする他社の高価格モデルと比較した時に、80万円でこのクオリティの写真が撮影できるなら、と購入される方も増えてきています。それがまたハイアマチュアの方を引っ張っていくという連鎖ができましたね。



▲中判デジタルの高解像度の世界を広く世に知らしめた「645D」(クリックで拡大)
▲ハイアマチュア層の支持を集めるデジタル一眼「K-5 II」(クリックで拡大)
▲フイルム時代からカメラ好きの熱い評価を受けている最新の「GR」(クリックで拡大)

▲使い勝手と高級感を両立させたコンパクトデジカメ「MX-1」(クリックで拡大)




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