・リレーコラム:女子フォトグラファーの眼差し

・プロが愛用するコンパクトデジカメ

・私のレンズ、この1本





本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!



第6回 金 玖美

[プロフィール]
1972年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科中退。1997年マガジンハウス専属を経て2004年渡英。ロンドンでの2年余りの留学を経て2006年帰国。以降、ファッションやポートレート、広告などの分野で活動中。個展などの作品発表も行う。最近はムービーも手掛ける。作品集に「TRANSIENT」。

http://signo-tokyo.co.jp/photographer/koomi-kim/
http://www.koomikim.com





▲マカオの街角(クリックで拡大)
■撮影データ:GR1で撮影 PORTRA 400 暗室でプリントしたものをスキャン



▲明治神宮の森(クリックで拡大)
■撮影データ:NikonF2 Ai Nikkor50mmで撮影 PORTRA 400 f2.8 1/30s 暗室でプリントしたものをスキャン


●写真をはじめた頃の気持ちで

デジタルカメラが進化して撮影時の利便性や表現の広がりを享受しつつ、その一方で写真を“消費”しているような感覚も覚えます。特に仕事の面では撮影から納品までのワークフローもずいぶんと変化しました。

携帯での撮影やSNSの写真投稿も、自分にはあまりしっくりきていなくて主に見るほう、または記録用です。

写真をはじめたばかりの頃を思い出したくて、思いつきで古いニコンのマニュアル一眼レフカメラを買いました。フィルムを入れてのぞいてみると気持ち良い緊張感と、1枚を撮るのになかなかシャッターが押せないっていう、カメラに初めて触れた頃の呼吸がおのずと戻ってきました。素直に、楽しい。現像が上がってくるまでのドキドキも、何年経っても変わりません。

写真は、2枚とも、プライベートで出掛けた時に撮影したものです。ともに夕刻の光です。こういった個人的な作品は、仕事のときとは違ってできるだけ作意を取り除き、気持ちの赴くままに撮っているので、現像するまでに撮ったことを忘れている場合も多々あります。上がってきたものを暗室で、それを撮った時の気持ちをなぞりながら像を浮かび上がらせる作業はとても面白いです。

これからもデジタルの良さも肯定し活用しつつ、写真の本質的なところを忘れないようにしたいです。


※次回は森本菜穂子さんです。

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